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テニスコラム

ダブルスの雁行陣 対 並行陣 〜雁行陣側の前衛編

2025/06/19

  1. 技術解説

〈テニス意識改革コラム『豊田ism』vol.25〉

今回はダブルスの雁行陣 対 並行陣で 雁行陣側の前衛で気をつけていることについてお話しします。
ダブルスでは前衛の働きが大変重要であることは理解しつつも、具体的にどう動いていいかわからない、役割を詳しく知りたいという方もいらっしゃると思います。
雁行陣側の前衛が意識するポイントを、ディフェンスとオフェンスの場面に分けて説明します。

◆ディフェンス(守り)
味方の打つストロークが浮いてしまっている場合、相手が前衛(自分)のほうに打ってくる可能性が高くなります。
しっかりと体勢を低くし、どこにボールが来てもブロックできるように構えることが重要です。

また、味方の後衛が相手の足元に沈めるような低いボールを打った時に、後衛の前方にドロップボレーを打たれる可能性もあります。
この場合も取りにいけるように準備しておくことを心掛けます。

ストレートケアについては、重要度でいうと20%くらいです。
かなり浮いてしまったボールや、ワイドに角度のついたボールを相手が返球する時以外はあまりストレートには来ないため、自分のいる場所付近やセンター付近を中心に守ることを意識したほうがよいでしょう。

雁行陣の前衛で、無理をしてロブを取る必要はありません。
自分が無理をして返球しても、甘いボールになってしまう可能性があるからです。
サイドチェンジして後衛の味方に任せても大丈夫です。
ただし、後衛の味方があまり早く動けない場合は、ロブが抜かれない位置にポジションするなど、チームで工夫することが必要です。

 

◆オフェンス(攻め)
味方の打ったボールが相手の足元に沈んだ際にポーチに出たり、ボールを触りに行く姿勢を見せるなどして、プレッシャーをかけるプレーを行います。
また、ロブで相手が体制を崩しながらギリギリで返した際には甘いボールが返ってくることが多いため、そういったときもポーチを狙っていきます。

とはいえ、なかなかボールに触れることができない時もあります。
そのような時は味方のポジションや体勢を考えて、カバーできるようにポジショニングをしていきましょう。

ずっと同じ場所に立っていても何もできないため、相手が少しでもプレッシャーを感じる位置に移動することが大切です。

たとえばロブのような高いボールでラリーが続いてしまった場合は、ネット付近でポーチを狙っていくことが難しい場面もあります。
そのような場合はサービスライン後方で動き、スマッシュを狙っていくこともアイデアのひとつかと思います。

 

プレーを変えるためには、まず練習で意識することだと思います。
最初からうまく動けなかったとしても、練習していけば徐々にできるようになってきます。
動きをイメージしながら、少しずつ実践してみてください。

 

※『豊田ism』は、過去に当社公式LINEアカウント「ARDORスキル向上委員会」に投稿した内容を掲載しています。

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