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テニスコラム

ダブルスの雁行陣 対 雁行陣 〜ストローカーのラリー編

2025/06/05

  1. 技術解説

〈テニス意識改革コラム『豊田ism』vol.24〉

今回は「雁行陣 対 雁行陣」の際、ストローカーとしてラリーをするときに私が心がけていることについてお話ししようと思います。

この陣形では、味方の前衛が前で決めて終われるように、ストローカーは前衛を活かす配球を心掛けてプレーしていきます。
そのためラリーが長くなることもあり、どうしたらいいのか悩まれる方も多いので、少しでも参考になれば幸いです。

まず、ラリー中は相手の前衛にポーチされないようにボールをコントロールしていくことが基本です。
そのために意識していることを、もう少し細かく説明していきます。

◆ 打つコース
ネットが少し低くなっている中心部の上を通し(=ネットミス防止)、距離を長くとれる(=アウトミス防止)相手ストローカーとのクロスラリーが多くなりますが、 適時ストレート方向にも打っていき、相手前衛にコースを簡単に読まれないように工夫しています。
また余裕があればセンター付近にもボールを通していくことで、味方の前衛がポーチに出やすくなります。

◆ ラリー中の目線
ボールがバウンドするまではボールと一緒に相手2人のポジションや動きを見ます。
打つ時はボールに集中し、決めたコースにしっかり狙って打ちます。
そして打った後はまたすぐ相手2人を見るという流れを繰り返します。

◆ ラリー中のストロークのペースや弾道のイメージ
自分の動けるスピードや反応により変わってくると思いますが、次のボールに対して自分がしっかり準備ができるようにスピードをコントロールしていくことが大事です。
速いスピードでの展開の場合、ボールの弾道は低め、ゆっくりとしたペースの場合は相手前衛に捕まらないように高めの弾道でのラリーを意識しています。

◆ 相手のボールが強くて押されてしまう時の対処法
自分でしっかりスピードをコントロールしたとしても、相手のボールが強いために押されてしまってラリーができないことがあると思います。
こういった場合は早めにネットへ出ていくことをオススメします。
強いボールはバウンド後の伸びが鋭く、変化に対応しづらいため、バウンドする前にボレーで返球するほうが簡単に返せる場合が多いからです。
またラリーで押されると浮いたボールを打ってしまうことが多くなり、相手の前衛にポーチを狙われてしまうので、並行陣を作ることにより相手の前衛がポーチに出にくい状況を作ることもできます。
どのくらいのボールまでならしっかりとラリーできるのか、自分の中で判断基準が持てるようになると良いですね。

 

今回は雁行陣 対 雁行陣でのストローカー時のラリーの意識についてお話ししました。
練習する際はぜひ、自分の動きに合ったスピードでラリーができているか、確認しながらプレーしてみてください。

 

※『豊田ism』は、過去に当社公式LINEアカウント「ARDORスキル向上委員会」に投稿した内容を掲載しています。

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