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テニスコラム
2018/01/22
皆様こんにちは。
豊田です。
今回のテーマを見て、自分に当てはまると感じた方は沢山いらっしゃると思います。
そう、沢山いるのです。
誰でも伸び悩むのです。
自分だけではないということをまず知って欲しいです。
なぜ今回このようなテーマにしたかというと、つい先日の小越コーチとの会話がキッカケになりました。
テニスの話をしている中で、小越コーチからこのような質問を受けました。
「豊田コーチはテニスで上手くいかない時や、感覚が悪い時ってありますか? 全く波がないように見えます。」
私はその質問に対してこう答えました。
「調子の波は誰にでもあると思うよ。レッスンで小越コーチのテニスを見ているお客さんも、小越コーチに同じようなことを感じていると思うよ。
自分の中で感覚が悪くても、周りからはそう見えないことはよくあると思うよ。」
小越コーチ、納得していました。
誰でもテニスの感覚が悪い時、上手くいかない時、色々試しても伸び悩む時があるでしょう。
逆に調子が良い時というのも存在します。
調子が良い時は気持ちよく打ててしまうので、案外何も考えていないことが多いと思います。
この「調子が良い時、上手く打てている時」が大事だったりするのです。
1回でも上手く打てたら、それは必ず再現できます。
ただし再現するためには、上手く打てている理由を自分で考え、自覚しなければなりません。
もちろん上手くできた時にそれを見ていたコーチは、「今はこれが上手くできていましたよ」と、できた理由を言ってくれると思います。
しかし、それはあくまでもコーチの言葉です。
上手くできなくなった時に、コーチの言葉を思い出しても体を上手く動かせなかったら、再現は難しいでしょう。
自分の体のどの部分をどのように動かしたら上手くできたのかを、自分で覚えておく必要があるのです。
細かな自覚があれば、コーチがいない試合の中でも、自分で再現できる可能性は高くなると思います。
ところで私は「本当に調子が悪い時、上手くいっていない最低ライン」が自分の実力だと思っています。
調子が良い時は誰でも勝てます。
調子が悪い時に、いかに勝ちに結び付けられるかだと思います。
ですから私は自分の最低ライン(どんなに調子が悪くてもこれくらいはできるというライン)を引き上げること、を常に意識して練習に取り組んできました。
調子が悪くなった時、感覚が悪くなった時に、いかに早く修正できるか。
自分自身で修正する術を知らなければ、試合中に修正はできません。
何を意識しても修正ができない時には、戦術変更も1つの方法だと思います。
ただし戦術変更をするためには、自分でできることが多くなければ難しく、そこは技術が必要になってくると思います。
話をまとめると、
調子が良い時悪い時を問わず常に自分で考えていないと、
調子が悪くなった時に簡単には修正できないこと、
再現が難しくなってしまい上達に伸び悩んでしまうこと。
そしてレベルを問わず誰でも感覚が悪い時はあるということです。
コーチがいなくても自分で修正や再現ができれば、自分自身の最低ラインは上がってきます。
そうなれば実力アップですね!
もし良かったら意識してみてください。
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