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テニスコラム

ダブルスの雁行陣 対 並行陣 〜並行陣側の前衛編

2025/07/05

  1. 技術解説

〈テニス意識改革コラム『豊田ism』vol.26〉

今回はダブルスの雁行陣 対 並行陣での「並行陣側の前衛が気をつけるポイント」についてお話ししたいと思います。

並行陣は2人がボレーのポジションにいるため、攻撃力はおのずと高くなります。
しかし攻撃に特化するということは、それだけ守備が弱くなるため、ケアが必要な場面が多くなります。

まずはディフェンス面ですが、
並行陣の前衛はストレートに来るボールをしっかり返球できるように構えます。
並行陣における前衛のストレートケアの重要性は、雁行陣の前衛と比べるととても高くなります。
味方もボレーのポジションにいるため、ストレートを抜かれてしまった際にカバーできる人がいません。
相手後衛がワイドに振られた時や、ボールが浮いてしまった時は特にしっかりストレートを守る意識を持つことが大切です。
特に相手の後衛がワイドに振られた場所から打ってくる際は、外側からアレーを狙うことができるため、そのボールに対応できるようにポジションを外側にずらすことが重要です。

 

次に、並行陣で必ず出てくる、ロブを上げられた時の対応についてお話しします。

相手にロブを打たれたとき、横に走ってカバーするなどの動きが体力的に厳しい方には縦割りをオススメします。

並行陣のコートの守り方は縦割りと横割りの2種類があり、縦割りとは各プレーヤーが自分の立っている側のコート半面を前後に動いて守る方法です。
対して自陣のコートを横線で区切り、前と後ろに分かれて動くのが横割りです。

動きや体力面を考慮し、レッスンでは縦割りが取り入れられていることが多いかと思います。
縦割りの攻撃力は横割りと比べると低いですが、あまり動かずに守ることが可能になります。
雁行陣の際は相手にドロップボレーを打たれることもありますが、並行陣の場合はそういうこともありませんし、前に走らされることもなく、体力的にも楽にプレーすることができます。

一方、攻撃型の並行陣では、並行陣の前衛が比較的前にポジションを取り、相手にプレッシャーをかけることが多くなります。
その分相手もロブを使ってくることが多く、ロブで抜かれてしまうリスクがあります。
その際は並行陣の後衛に返球を任せ、ポジションチェンジをします。

 

オフェンスの場面では、
相手がコートの中央付近で打つ際はクロスの角度がそれほどつかないボールが来やすいため、斜め前へポーチに出ることが多いです。
ただし並行陣の場合、二人ともボレーのポジションにいるため、基本的には横にチェンジするほど無理してポーチに出る機会は少ないと思います。

ポイントを押さえて、ダブルスでもっと活躍できる前衛を目指していきましょう!

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