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テニスコラム

ダブルスの並行陣 対 雁行陣 〜ボレーヤーのラリー編①

2025/05/15

  1. 技術解説

〈テニス意識改革コラム『豊田ism』vol.22〉

私がダブルスの並行陣でボレーヤーの時に意識していることは、「浮かさずにボレーをする」こと、「少し浅めに打ってラリーをする」ことの2点です。

今回は「浮かさずにボレーをする」ことをテーマにお話しします。

まず並行陣の場合、雁行陣の時より前衛・後衛ともに攻撃的なプレーをする機会が増えてくると思います。
基本的には、並行陣側が相手のストローカーに対し、浮かないボールを返し続けます。
そして相手のストロークが浮いた時を狙って、距離の短い前衛側に攻撃的なショットを打ち、相手チームを崩していくというのがセオリーになります。

このときボレーが浮いてしまうと、相手ストローカーは高い位置でボールを打つことができ、簡単にスピンをかけられてしまいます。
その結果、アングルショットやトップスピンロブといった、コートを広く使うショットを打たれる確率が高くなります。
またスピードの速いボールをコートに収めるためにもスピンは重要ですので、相手の攻撃の選択肢を増やしてしまいます。
相手の選択肢が多いということは、自分たちのチームが守りづらい状況を作ってしまうことになりますね。

さらに浮いたボレーを相手前衛のボレーヤーにポーチされた場合にも、高い打点から打たれてしまうとスピード・角度ともに厳しいショットが来ることが予想されるため、仮にポーチされたとしても低い位置でとらせたいところです。

 

このように、「浮かさずにボレーを打つ」ことは攻守にわたって重要なポイントです。
「浮いたボール」の判断基準ですが、相手のストローカーとラリーをする際に、相手が腰よりも高い位置からストロークを打っている時は、ボレーが「浮いてしまっている」と判断しています。

ボレーを浮かさないためには、常にネットの白帯から少し上を目標にしてボレーを打つ練習をするのがおすすめです。
ラケットにボールが当たった瞬間に上に弾かれ、浮いてしまう場合は、ラケットをボールより少し上から下に動かす動きを加えて、上から押さえるようなイメージでボレーをしてみてください。

次回はもう一つのテーマ、「少し浅めに打ってラリーをする」ことについてお話しします。

 

※『豊田ism』は、過去に当社公式LINEアカウント「ARDORスキル向上委員会」に投稿した内容を掲載しています。

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